@article{oai:kyukan.repo.nii.ac.jp:00000365, author = {山本, 孝司}, issue = {1}, journal = {九州看護福祉大学紀要, The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare}, month = {Mar}, note = {110010041738, 本稿の目的は、19 世紀アメリカの超越主義者にして教育実践家ブロンソン・オルコット(Amos Bronson Alcott.1799-1888)が自らの教育理論にドイツ超越論的観念論を受容していく過程に着目し、教育思想を含む彼の思想の超越論化(超越主義化)の意図を探ることにある。  オルコットの教育思想に関しては、先行研究においては、1820 年代の彼の教育理論は感覚主義的な要素の強く、他方1830 年代後半以降の彼の教育理論は超越主義化したという見方が一般的であり、前者には肯定的評価がなされるのに対して、後者に対しては教育理論としてはそれほど高い評価は与えられていない。とりわけ後世の進歩主義教育への影響については、超越主義との思想的 連続性が指摘されながらも、そのなかでオルコットの果たした役割は過小評価される傾向にある。  こうした先行研究の評価を再検討すべく、超越主義者オルコットが自らの教育思想の超越主義化に際して、近代ヨーロッパ哲学、殊に認識論をどう受容し発展させたかについて、「経験」をキー概念として考察することを当面の目的とし、超越主義の教育思想とプラグマティズムを基調とする進歩主義教育との連続性を浮き彫りにする礎石としたい。}, pages = {31--40}, title = {オルコット教育理論における超越論的観念論の受容 : 経験世界拡大の試み}, volume = {16}, year = {2016} }