@article{oai:kyukan.repo.nii.ac.jp:00000429, author = {牛之濱, 久代 and 大橋, 知子 and 森口, 範子}, issue = {1}, journal = {九州看護福祉大学紀要, The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare}, month = {Mar}, note = {2020年度、COVID-19の感染拡大に伴い臨地実習が困難な状況となることが予測された。看護学科では、1学期の実習をすべて学内実習とすることになり、母性看護学実習でも従来の臨地実習を2週間展開する実習から感染状況に柔軟に対応できるような実習の組み立てをする必要があった。そこで、1週目に臨地実習または学内実習で看護過程を展開し、2週目に看護過程を展開した事例に対する看護ケアの実践演習とし、シミュレーション演習を行った。その結果、COVID-19の感染拡大により突然実習が中止となった場合でも混乱なく実習を進めることができた。また、1事例を2~3名の学生で受持ち、学生同士で情報やアセスメントを共有し事例の理解につなげるとともに、教員が指導者の代わりとなって事例に関する助言を行うことで臨地との差を埋めることができ、実習目的・目標の達成度においても臨地実習と学内実習で大差はなく、感染予防と両立して学習効果を上げることができた。学内実習では看護過程の展開や演習に時間的余裕を持って取り組めた反面、模擬事例という限界からリアリティに欠け、情報収集やアセスメント、演習において差が出た。今後、外部との協働や工夫により学習効果を高める方法を検討する必要がある。また、看護過程の展開においては学生の知識獲得状況が影響しており、事前学習をさらに充実させる必要がある。感染 予防対策については、周産期における感染の特徴を踏まえた予防の重要性を認識したうえで基本的な予防策に加え、実習2週間前からの健康観察・行動履歴の記録と確認や三密の回避を行い、感染者を出すことはなかった。一方で、体調不良時の報告・連絡・相談体制の周知徹底を図ったが、一部報告がなかった学生があり指導を要した。今後は学生に対し、報告すべき症状や状態を具体的に説明し、理解を得る必要がある。}, pages = {105--110}, title = {新型コロナウイルス感染症禍における母性看護学実習の工夫と課題(第1報): 実習の概要と看護過程展開の実践報告}, volume = {22}, year = {2022} }