@article{oai:kyukan.repo.nii.ac.jp:00000060, author = {村上, 高康}, issue = {1}, journal = {九州看護福祉大学紀要, The Journal of Kyushu University of Nursing and Social Welfare}, month = {Mar}, note = {110008917006, 今回、著者は(社)全日本鍼灸マッサージ師会のボランティアとして地震・津波の被害が大きかった岩手県釜石市で鍼灸治療ボランティア活動を行った。著者が治療を担当した「シープラザ釜石」では、3日間で9名(男:5名、女:4名 平均年齢40.9±8.4)に施術を行った。延べ人数は15名であった。訴えた主訴は肩痛5名、腰痛2名、膝痛1名、足底痛2名(重複あり)であった。鍼治療やマッサージを行うと、「楽になった」「動きが良くなった」という感想をいただいた。鍼灸師等が個人で治療ボランティアを行うことは、余震が続き現地の物資も不足する場合、ボランティア自体にとても危険なことであり、参加すべきでないと考えた。鍼灸治療は大きな医療器具などを使わず治療することができる。しかし、こういった環境の中では人体に鍼を刺入又は灸による熱刺激がもたらす化膿予防の為の消毒を十分に行う必要があると思われた。また、避難所での施術はプライバシーの保護や寒さ対策が難しいことが分かった。今回、著者が施術したのはすべて市職員の方々であった。過去の鍼灸治療ボランティアの報告は避難した市民に対するものが多かったが、彼らもまた被災者であり、行政担当者や警察、消防、自衛隊等で仕事をする方々をボランティア治療の対象に含むべきと思われた。今後、震災時の活動記録をまとめ、災害時ボランティアマニュアル作成が急務と考える。}, pages = {21--24}, title = {東日本大震災で被災した地域での鍼灸治療ボランティア活動 (<特集>東日本大震災 〜被災地における支援活動の体験〜)}, volume = {12}, year = {2012} }